アンチモン地金(インゴット)
アンチモンの特徴
アンチモン(元素記号:Sb)は、鉛合金の硬化材、鉛蓄電池の電極材、そして難燃助剤である三酸化アンチモンの原料として、産業を支えてきた金属です。一方で世界の産出は特定の地域に偏っており、「安定して調達し続けられるかどうか」そのものが、調達部門の重要なテーマとなっています。
弊社では、ベトナム産の高品質なアンチモン地金(インゴット)をお取り扱いしています。ベトナム国内の鉱山をはじめ、中央アジア・南米・東南アジアなど複数のルートから原料を調達して生産される地金であり、原料段階から供給の裾野が広いことが特長です。
品質規格はグレード2(Sb ≧ 99.65%)。鉛合金や鉛蓄電池の材料、三酸化アンチモン製造用の原料など、幅広い用途でご活用いただいております。ヨーロッパ・日本・韓国・タイなど世界各国で豊富な使用実績があり、品質と供給の両面において高い信頼を獲得している素材です。
本製品の4つの特長
- グレード2(Sb≧99.65%)の品質規格に対応
- 複数国にまたがるマルチソースの原料調達
- ヨーロッパ・日本・韓国・タイでの使用実績
- 25kg/1インゴット、数量・梱包単位は調整可能
アンチモン地金(インゴット)製品写真
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鉛合金の硬化材
純鉛は柔らかく強度に乏しいため、アンチモンを添加することで硬さと機械的強度を高めます。 -
鉛蓄電池(バッテリー)
鉛アンチモン合金として、電極の格子体(グリッド)に用いられます。 -
三酸化アンチモン(Sb2O3)の原料
樹脂・繊維・電子部品などに使われる難燃助剤の原料となります。 -
その他の合金・機能材料
軸受合金、はんだ、ガラスの清澄剤、半導体材料などにも用いられています。
アンチモンの製品仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 商品名 | アンチモン(Sb)地金(インゴット) |
| 別名・英語表記 | 金属アンチモン/アンチモンインゴット/Antimony Ingot・Antimony Metal |
| 元素記号/原子番号 | Sb / 51 |
| 品質規格 | グレード2(Sb ≧ 99.65%) |
| その他含有成分 | 規格値はご相談ください |
| 原産国 | ベトナム |
| 形状 | インゴット(角型地金) |
| 荷姿 | 25kg / 1インゴット ※注文数量・梱包単位は調整可能です |
| 主な用途 | 鉛合金、鉛蓄電池、三酸化アンチモン製造用原料 ほか |
| 使用実績のある地域 | ヨーロッパ・日本・韓国・タイ ほか |
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原料調達から供給まで
マルチソースによる原料調達
ベトナム国内の鉱山を軸としながら、中央アジア・南米・東南アジアなど複数のルートから原料を調達しています。特定の産地に依存しない構造が、供給の安定性を支えています。
- 原料段階から供給源を複線化
- 単一産地に依存しない生産体制
世界各国での使用実績
ヨーロッパ・日本・韓国・タイをはじめ、各国の需要家に採用されている地金です。品質と供給の両面で高い信頼を獲得してきた実績があります。
- グレード2規格での継続供給
- 継続取引による品質の再現性
- 既存サプライヤーに加えて、もう一つの供給源を確保しておきたい
- 特定地域への依存度を下げ、調達先を分散させたい
- 三酸化アンチモン製造用の原料として、安定した品質の地金を探している
- 鉛合金・鉛蓄電池向けに、継続的な数量供給が可能な取引先を探している
アンチモンとは|基礎知識
アンチモンは、原子番号51、元素記号Sbで表される元素です。元素記号は、ラテン語名「stibium(スチビウム)」に由来します。周期表では金属と非金属の境界に位置し、半金属(メタロイド)に分類されますが、産業の場では金属材料として扱われ、金属アンチモンやアンチモン地金(インゴット)と呼ばれる形で流通しています。銀白色の金属光沢を持つ一方、展延性に乏しく脆いことが特徴です。
アンチモンの基礎データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | アンチモン(英名:Antimony) |
| 元素記号 | Sb |
| 原子番号/原子量 | 51 / 約121.76 |
| 分類 | 半金属(メタロイド)/レアメタル |
| 融点 | 約630℃ |
| 沸点 | 約1,587℃ |
| 密度 | 約6.7 g/cm3 |
| モース硬度 | 約3 |
| 主な鉱石 | 輝安鉱(Stibnite・Sb2S3) |
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アンチモンはどこで産出されるのか
天然には、硫化鉱物である輝安鉱(きあんこう/Stibnite・Sb2S3)として産出します。鉱石の生産は中国が世界最大とされ、これにタジキスタン、ロシア、ミャンマー、トルコ、ボリビア、ベトナムなどが続きます。産出国が限られていることから、供給の安定性が課題として意識されやすい金属です。
日本では、かつて愛媛県の市之川鉱山が大型の輝安鉱結晶の産地として世界的に知られていましたが、現在は国内での鉱山生産は行われておらず、需要のほとんどを輸入によって賄っています。アンチモンは、日本国内でレアメタル(希少金属)に位置づけられているほか、EUや米国でも重要鉱物のリストに掲載されています。産業上の重要性と供給上の脆弱性を併せ持つ素材として、近年あらためて注目が集まっています。
アンチモンが使われる主な分野
| 分野 | アンチモンの役割 |
|---|---|
| 鉛蓄電池 | 鉛アンチモン合金として電極の格子体に使用され、強度と鋳造性を確保します。 |
| 難燃助剤 | 三酸化アンチモンとして、ハロゲン系難燃剤と併用することで難燃効果を高めます。 |
| 鉛合金全般 | 軸受合金やはんだなどの硬化材として添加されます。 |
| ガラス・セラミックス | ガラス製造時の清澄剤(脱泡)や、顔料の原料として利用されます。 |
| 電子材料 | 半導体のドーパントや、化合物半導体の構成元素として用いられます。 |
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よくあるご質問
「アンチモン地金」と「アンチモンインゴット」は同じものですか?
同じものを指します。「地金」は国内の商習慣で使われる呼び方、「インゴット」は英語のingotに由来する呼び方で、いずれも金属アンチモンを鋳型で固めた製品のことです。
アンチモン地金の「グレード2」とはどのような規格ですか?
本製品が対応する品質区分で、アンチモン純度が99.65%以上(Sb ≧ 99.65%)であることを示します。鉛合金や鉛蓄電池の材料、三酸化アンチモン製造用の原料など、工業用途で広く使用されているグレードです。
Sb以外の含有成分の規格値を知りたいのですが。
用途によって重視される不純物元素は異なりますので、ご要求水準をお聞かせいただいたうえで個別にご提示いたします。想定される用途とあわせてご相談ください。
荷姿と注文数量について教えてください。
標準の荷姿は25kg/1インゴットです。注文数量および梱包単位は調整が可能ですので、ご希望の条件をお知らせください。
金属アンチモン(地金)と三酸化アンチモンは何が違いますか?
金属アンチモン(地金・インゴット)は、アンチモンを金属の状態で鋳造したものです。三酸化アンチモン(Sb₂O₃)は、これを酸化させた白色粉末の化合物で、主に難燃助剤として使われます。当社が取り扱うアンチモン地金は、三酸化アンチモンを製造する際の原料としてもご利用いただけます。
アンチモンはどの国で多く産出されていますか?
鉱石の生産は中国が世界最大とされ、タジキスタン、ロシア、ミャンマー、トルコ、ボリビア、ベトナムなどが続きます。日本国内では鉱山生産が行われておらず、需要のほとんどを輸入に頼っています。本製品はベトナムで生産された地金です。
原産国はどこですか。原料の調達ルートはどうなっていますか?
生産国はベトナムです。原料はベトナム国内の鉱山に加え、中央アジア・南米・東南アジアなど複数のルートから調達しており、単一の産地に依存しない体制で生産されています。
分析成績書やSDSなどの書類は提供いただけますか?
必要な書類につきましては、お問い合わせの際にご希望をお知らせください。内容を確認のうえ対応いたします。
既存の仕入先からの切り替えではなく、供給源の追加として検討できますか?
はい。調達リスクの分散(マルチソース化)や、新たなグローバル供給源の確保を目的としたご相談も承っております。第二・第三の供給源としての位置づけでも、お気軽にお問い合わせください。
納期や価格について教えてください。
数量・時期・仕向地によって条件が変わるため、個別にお見積りいたします。ご希望の数量と納入時期をお知らせいただければ、担当者よりご連絡いたします。









