石灰のおはなし

石灰の基礎知識

石灰の種類 編

日本は石灰の宝庫!
石灰の循環と仕組み。

石灰の変化

CaCO3

石灰石

太古のサンゴなどが堆積してできた鉱物資源。
主成分はCaCO₃(炭酸カルシウム)。 原料として採掘・使用されます。
粉砕したものは「重質炭酸カルシウム」と呼ばれます。

約1000℃で焼成
CO₂を放出
CaO

生石灰(せいせっかい)

焼成により二酸化炭素が抜け、CaO(酸化カルシウム)になった状態。
非常に反応性が高く、水に触れると強い熱を発しながら膨張します。

加水・消化
H₂Oと反応
Ca(OH)2

消石灰(しょうせっかい)

生石灰に水を反応させたCa(OH)₂(水酸化カルシウム)
化学的に安定した白い微粉末で、強いアルカリ性を示すのが特徴です。

炭酸化反応
CO₂と結合
CaCO3

軽質炭酸カルシウム

消石灰に再びCO₂が反応したもの。
原料の石灰石と同じ成分に戻りますが、純度と機能性が高まっています。

生石灰(せいせっかい)

CaO
酸化カルシウム

石灰石を徹底した温度管理のもとで焼成し、不純物を極限まで取り除いた高純度な製品です。
最大の特徴は「高い吸湿性」「水と反応して高熱を出す」こと。
この化学反応は、工業用原料としてもエネルギー源としても重要な役割を果たしています。
CaCO₃(炭酸カルシウム)- CO₂ = CaO(酸化カルシウム)

生石灰を使用した乾燥剤
● 脱水・乾燥

食品用乾燥剤はもちろん、工業分野ではアルコールや溶剤の脱水剤としても使用され、品質保持に貢献しています。

生石灰を使用した加熱式弁当の写真
● 化学反応熱の利用

駅弁や防災食を温める加熱剤として、火を使わずに安全に熱エネルギーを生み出すことができます。

消石灰(しょうせっかい)

Ca(OH)₂
水酸化カルシウム

生石灰に水を加え、熟成させることで生まれる白く微細な粉末です。
水に溶けると「強いアルカリ性」を示し、この性質が環境保全や衛生管理に役立っています。
CaO(酸化カルシウム)+ H₂O = Ca(OH)₂(水酸化カルシウム)

排ガス処理や排水処理のイメージ
● 環境浄化(排ガス・排水)

ゴミ焼却場の有害な酸性ガス(HCl等)の中和除去や、工場排水のpH調整剤として、クリーンな環境を守り続けています。

鳥インフルエンザの防疫目的で石灰を散布している写真
● 消毒(防疫)・肥料

鳥インフルエンザ等のウイルス消毒や、酸性土壌の改良剤として、農業と私たちの食の安全を足元から支えています。

比較表

生石灰 (CaO) 消石灰 (Ca(OH)₂)
作り方 石灰石を焼成 生石灰に加水
特徴 吸湿・発熱 強いアルカリ性
形状 塊・顆粒・粉末 微粉末
主な役割 乾燥・脱水・熱源 中和・浄化・消毒

井上石灰工業の強み

私たちは、140年以上の歴史の中で培った技術により、
原料の選定から品質管理に至るまでこだわり抜いています。
「高純度・高機能な石灰」は、
食品・医療・工業あらゆる分野の課題解決に貢献します。

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