どんな分野でも、まず大切なのは「お客さまの仕事を知ること」です。
特に、現状で「困っていることを知ること」が重要です。
知るためには、自分自身で調べることも大事ですが、欠かせないのは「コミュニケーションスキル」です。お客さまを訪問して顔を合わせて話をする以外にも、電話やメールでのやりとり、そして最近ではZOOMなどの活用も取り入れていますが、手法は違えどお客さまとしっかり向き合うことには変わりありません。

製品を使用してもらうためには、その効果はもちろんのこと、安全性も認められなくてはなりません。特に農業資材や食品・医療の分野では、公的な機関へ申請をし、使用に適切な製品であると登録してもらう必要があります。そのため、テスト使用をし改善すべきところは改善を行い、効果と安全性を立証する必要があります。この作業は大変ですが、生産者の方との共同作業は、仕事を越えた部分の達成感を得られます。

井上石灰工業の営業は「物売り」ではなく「事売り」です。
「ICボルドーの青色がステキだから」などというお客さまは一人も居ません。「ICボルドーを使うことによって、作物の病気を防ぐことができた」という評価は、まさに「事売り」と言えます。
また、一度契約する・承認されると、お客さまとのお付き合いは継続的なものになります。
利用効果を高めるための技術指導や、異なる問題解決のための新たな提案も、継続利用してくださるお客さまに向けての大切な仕事です。