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ICボルドー

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ボルドー液とは

殺菌剤としてフランスで1885年に誕生してから約130年以上の歴史をもつ農薬がボルドー液です。
病原菌に対する殺菌効果と、植物の病害抵抗性を強める二つの働きがあり、広範囲に使用されています。
植物に散布されたボルドー液の粒子は、葉や果実、幹などの表面を覆い、外部からの病原菌侵入を防止します。散布された不溶性銅(ボルドー粒子)は雨露、空気、病原菌の有機酸によって徐々に銅イオンが溶け出し、病原菌の表面に吸着されます。このとき銅イオンは病原菌の酵素系を阻害するので、ボルドー液は非選択的で広い適用病害を有します。
また、ボルドー液の銅イオンには、植物体内でエチレン生成を促進する作用があります。ボルドー液の散布により作物はしっかりとした生育をすることになり、病原菌に対する抵抗性が高まります。

今日から楽々! ICボルドー

従来のボルドー液調製法では2つの容器を用います。一方の容器に硫酸銅を溶解し、もう一方の容器で生石灰を消化させ石灰乳とした後、冷時撹拌しながら石灰乳側に硫酸銅溶液を投入して製造します。この際、しばしば硫酸銅溶解時に温湯を用いるので、冷時調製をしないと粒子が粗大化して懸垂性を著しく損ねます。また微粒子を調製するには撹拌も極めて重要な要素になります。

このようにボルドー液は混合の仕方で品質安定性などが大きく影響されるため、粒子径の均一なボルドー液を得るのは難しく、かなりの熟練が要求されます。
また、調製には必ず2つ以上の容器を調達しなければならない点、調整後放置しておくと固体粒子の結晶が次第に成長して粒子が大きくなるため作り置きが出来ない点、などの欠点がありました。

従来のボルドー液の長所を生かしつつ、その欠点を補い得るペースト状ボルドー液、それがICボルドーです。

ICボルドーの特徴

ICボルドーは新JAS法有機農産物に使用できる農薬であり、収穫前日数や回数の制限もなく、環境にやさしい農薬として使用していただけます。
①多くの作物の広範な病害に対して、殺菌効果がある。
②コストが安い。
③耐性菌が出ない。
④殺菌持続効果(残効)が長い。
⑤水で希釈するだけでよい。
⑥長期保存ができる。
⑦葉への付着力が非常に大きい。
⑧微粒子のために目詰まりしない。

キウイフルーツかいよう病防除 特設コーナー

日本国内ではこれまで確認されていない感染力の強いキウイフルーツかいよう病が猛威を振るっています。
キウイフルーツかいよう病に対しては、被害が出る前の防除対策が重要です。

防除散布は「収穫後~発芽前」の散布が効果的

キウイフルーツかいよう病菌は気温が低下した秋期~冬季に樹体内で増殖します。更に、収穫後の収穫痕、剪定後の剪定痕から、かいよう病菌が感染し、被害が拡大してしまう恐れがあります。

平成26年5月にはキウイフルーツかいよう病が各地(愛媛県、佐賀県、福岡県、岡山県)で確認されており、被害になる前の防除対策が大切です。発生園地に限らず未発生園地でも、収穫後からICボルドー66D(25~50倍)の散布を実施し、感染拡大を抑え、感染の予防をする事が重要です。

ICボルドー66D キウイフルーツ登録内容

登録内容一覧

(2023年10月23日現在)

ICボルドー412(第18644号)

ICボルドー66D(第18645号)

ICボルドー48Q(第18646号)

詳しくは製品パンフレットをご覧ください。

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〒783-0060 高知県南国市蛍が丘2丁目3番5

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